Qiitaのビジュアルアイデンティティを再定義し、ロゴ等を変更しました
こんにちは、Qiita 開発チームのyaotti です。
Qiita では昨日12/1から、年間を通して一番盛り上がるイベントであるアドベントカレンダーが始まりました。
12月になりましたが参加者募集中のカレンダーもまだたくさんあります。書けそうなテーマのカレンダーがあれば是非参加登録して一緒にそのテーマを盛り上げていきましょう🎅🎄
2019年の募集中のカレンダー一覧 – Qiita
今回は本日2019/12/2に変更した Qiita のロゴについて、その背景と目的をお伝えします。
一言でいうと
Qiita 運営者としてサービスの思想やブランドをユーザーの皆様にお伝えするために、ビジュアルアイデンティティを社内で定義・言語化し、それに沿った形にロゴや各種ビジュアル要素を作成しました。
ビジュアルアイデンティティとは
ビジュアルアイデンティティ (VI) とは、ブランドを視覚的に伝えるためのルールです。皆さんに提供している各サービスの GUI や、全てのノベルティグッズなどのビジュアルが絡むモノを今回定義する VI に沿わせることで、Qiita, Qiita Team1, Qiita Jobs の全てのタッチポイントで視覚情報から一貫したブランド体験を提供できるようにすることが目的です。
Qiita のブランドイメージ
私たちとしては現状およびこうありたいというQiitaのブランドイメージを以下のように考えています。
- エンジニアからの信頼に応えていく
- 人が集まり、支え合い、助け合う
- 公平で誠実なプラットフォーム
Qiita の思想とビジュアルキーワード
Qiita はエンジニア向けサービスなため、エンジニア文化、ハッカーカルチャーと重なりますが、以下のような思想に根付いています。
- 自分の利益よりコミュニティの利益を優先する
- それが結果エンジニア全員にとって良い形となる
- 効率化、論理的
- 誰かが解決したバグならば、その解決先が共有されている方が効率が良い
- エンジニアのカルチャー / OSS 的文化
- 「OSS フリーライドは良くない」という美徳感
- 発信するところに情報がより集まる
- チーム開発が主流となった現代のハッカー文化(関連:How To Become A Hacker: Japanese)
- Qiita が良しとするエンジニア像
- エンジニアリングはチームプレイ / 個人の成果よりもチームの成果
- コミュニケーション、にぎやか、交流、リアクション
- 一方的な発信ではなく、いいねやコメント、編集リクエストなどを通したインタラクションが生まれる場
- 発信や閲覧、他のエンジニアとの交流を通して、エンジニアとしてのアイデンティティを確立してもらうことを支援したい
上記の思想から、以下のビジュアルデザインのためのキーワードを抽出しました。
- 論理的、合理的、公平な、効率的
- => 幾何学的
- 助け合う、性善説、優しい、有機的
- => ぬくもり
- コミュニティ、プラットフォーム、交流している
- => 集合、パターン
- その他(新しい、変化がある、移り変わる、多様性、画一的ではない、など)
新ビジュアルアイデンティティの各要素
ロゴ
今の Qiita のテキストロゴは
- 線が細く小さく表示したときに視認性が低い
- Qiita Team や Qiita Jobs 横に長いロゴしかなく、取り回しが悪い
という課題がありました。
これまでのテキストロゴと印象を大きく変えないために、これまで使われていた BonvenoCF と「Q」の印象が似ている、 Codec Cold というフォントをベースにしました。かわいい幾何学フォントで、大文字と小文字のメリハリが少なく、単調な雰囲気ですが、視認性が高いのが特徴です。
カラーパレット
ブランドカラーは変更せず、 皆様が見慣れている Qiita の緑です。加えて、ベースカラーとして温かみを感じる少し赤みのあるベージュ系の色を、サブカラーとして清潔感のある青系の色(Qiita Team のブランドカラー)を追加しています。
Qiitan
ノベルティイメージ
Qiita では上記のような思想、考えに基づいてサービスの運営、改善を行なっています。今回の変更からこうした思想を皆さんにより理解してもらい、使いやすい場所にしていこうと考えています。
引き続き Qiita をよろしくお願いします。
1.今回合わせてサービス名の表記を Qiita:Team から Qiita Team へ変更しました。↩︎