GitHub Discussionsをパブリックベータとしてテストします

こんにちは、Qiita運営です。

今日はGitHub Discussionsをパブリックベータとしてテストすることをご連絡します。

GitHub Discussions クローズドベータテストについて

2021年10月、GitHub Discussionsを用いたクローズドベータテストを実施していました。
テスター参加を募った際のブログ記事はこちらです。

パブリックベータテストを実施する意図

クローズドベータテストでは、Qiita運営とユーザーの皆様との間で日々コミュニケーションをとる価値を確認できました。
しかし参加人数を絞っていたこともあり、運用面で引き続き検証したい箇所が残っています。

具体的には以下のような内容です。

  • 回答しきれないほどの質問やリクエストをいただく可能性はあるのか
  • 質問数が増えるにつれて、運営からの回答時間はどれくらいかかるものか

我々が避けたいのは「ユーザーの皆様とのコミュニケーションを取りやすくするための施策を始めました。けど、想定よりたくさんの意見をいただいたので回答機能がパンクしてしまいました。」といった事態です。

このような理由で、よりリアルなオペレーションを確認するためにパブリックベータという形式でテストを実施します。

Qiita運営が感じている課題

クローズドベータテスト時の記事からの再掲ですが、Qiita運営が感じている課題と、GitHub Discussionsを用いて解決できそうだと考えている箇所は以下のものです。

  • ご意見ベータ版フィードバックが効果的に機能していない
    • 既に挙がっている意見なのかそうでないか、ユーザーの皆様が投稿する時点では分からない
    • 意見が運営に届いているのか、投稿した後に把握する術がない
  • コミュニケーションが一方通行になりやすい
    • BlogやTwitterで運営からお知らせをした後、ユーザーの皆様と双方向コミュニケーションをとれる場所がない
  • 障害情報が点でしか分からない
    • 現状はTwitterで告知をしているのみ
    • 運営が障害を認識しているのか、現在対応中なのか、復旧の目処は立っているのか、そういった情報が分からない

上記の課題に対して、GitHub Discussionsを用いて叶えたい姿はこちらです。

  • より多くの方が意見を表明できる
    • 問い合わせに比べ、意見を発信するハードルが下がる
    • 既に挙がっている意見に対して共感を示せる
    • 運営からのメッセージに対してリアクションを示せる
  • 意見が運営に届いているのかが分かりやすくなる
    • 対応する予定の有無などを運営から発信する予定
  • 障害情報を得やすくなる
    • 運営が障害を把握しているかどうか
    • 障害に対して対応中かどうか
    • 障害が復旧しているかどうか
    • といった情報を掲載予定

既存の機能との住み分け

パブリックベータテストを経てGitHub Discussionsを正式採用するとなった場合、既にQiitaとして提供している機能との住み分けは以下のようになる予定です。

  • GitHub Discussions
    • ユーザーの皆様からの意見の表明
    • ユーザーの皆様と運営の双方向コミュニケーション
    • 障害情報共有
  • Qiita Blog
    • リリースした内容や実施中のイベントについてのお知らせ
      • 最新情報ではなく、リリース時の情報を掲載
    • リリースした内容を開発するに至った背景や考えの共有
  • リリースノート
    • 時系列でのリリース内容の列挙
  • Qiita Support
    • Qiita全体の使い方やガイドラインの説明
      • 最新情報を掲載
  • お問い合わせ
    • Qiita Supportを読んでも解消しなかった内容をお問い合わせ
    • パブリックな場では出しづらい情報についてのお問い合わせ

パブリックベータテストのご参加について

こちらのリポジトリにてDiscussionsをオープンしていますので、ご自由にご参加ください

パブリックベータテストの期間ですが、少なくとも1ヶ月程度を想定しています。
日々のDiscussion数やコメント数などが現段階では読めないため、実際にテストをしていく中で改めて期日のご連絡をいたします。

その際、正式リリースに向けてのスケジュール共有などもいたします。

今後について

GitHub Discussionsを用いたコミュニケーションはクローズドベータテストを経たとは言え手探りの状態です。
ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、Qiitaをより良いサービスにするためご協力いただけると幸いです。

これからも改善に取り組んでいきます。ご意見ご要望がありましたらいつでもお寄せください。
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