投稿記事やコメントに「いいね」できるようになりました(Contributionの算定基準も変わります)

こんにちは、@htomine です。
最近はVR-HMD(HTC VIVE)にハマっています。
ゲームもさることながら、VRならではの身体感覚を伴ったコミュニケーションに面白さを感じます。
手を降ったりハイタッチしたりして、ダイレクトなフィードバックを返すことができるのが楽しいです。

さて今日は、Qiitaのあたらしいフィードバックの方法についてご紹介します。

「いいね」できるようになりました

今回、投稿やコメントをユーザーのみなさんが評価する手段として「いいね」を導入しました。投稿やコメントへの「いいね」の総数が、投稿やコメントに対する評価と捉えられるように設計しています。

このブログ記事では、「いいね」によって何が変わるのか、またContributionへの影響などについてご紹介します。

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投稿閲覧画面での「いいね」の操作

まずは、新しく追加された投稿画面での「いいね」の操作について画面キャプチャを交えて紹介します。
配置の変わった「ストック」の操作についても捕捉します。

記事の上部

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これまでストックボタンが表示されていた箇所(赤枠部分)に、「いいね数」「いいねボタン」、「いいねした人のアイコンリスト」を設置しています。
「ストックボタン」は、ヘッダに新設されたメニューバーの右端(青枠部分)に移動しました。

記事の下部

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記事の下部に、新たに「いいねボタン」「いいね数」「いいねした人のアイコン」を表示するエリア(赤枠部分)を設けました。記事を読んだあとに「いいね!」と思ったら使ってみてください。
また、同じ並びに「ストックボタン」「編集リクエストボタン」なども配置しています(青枠部分)。

通知設定について

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これまでのストック通知と同じように、いいねされた通知も受け取ることができます。
今後は少し意味の変わってくるストック通知について、不要だという方はオフにすることも可能です。

設定画面: https://qiita.com/settings/notifications

なお、後述するように、ストックはあくまでも閲覧者の記事の保存のための機能へと変更されました。そのため、一時的にストックし、投稿記事を読了後にストックを外すということも多くなるのではと考えています。ストックが担っていた、投稿記事を評価したという役割は「いいね」に引き継がれたので、しばらくの猶予期間の後、ストックの通知はユーザーの設定の如何に寄らず、廃止する予定です。その際は設定からも外す予定です。もし、ストックの通知をなんらかのアクションのきっかけとされている方は、「いいね」の通知を代わりに使うように変更お願いします。

「いいね」機能追加の背景について

ストックの意味の変更

Qiitaでは現在、投稿記事に対して「ストック」することができます。この機能は「今は忙しいから後で読もう」といったときに使うことができますが、一方で「素晴らしい記事を見つけた」という時にも使うことができ、実質的に記事へのフィードバックとしても機能していました。
その結果、「投稿記事を保存する」というアクションと「投稿記事を気に入った」というアクションが混在し、記事への評価が分かりにくくなっていました。

今回の「いいね」の導入により、ストックは 純粋に投稿記事を保存するという役割だけを担当し、今後「この記事はいい記事だ」というフィードバックは、「いいね」によって表現できるようになります

これまでについたストックの扱い

「いいね」の導入以前についた投稿記事へのストックは、今後も「ストック数」として引き継がれます。ただし、これまでは「いいね」の意味として投稿記事を評価していたこともありうるため、「いいね数」としても引き継がれます。

例として、ある投稿記事Aにいままで100ストックあったとすると、この投稿記事は今日以降、100ストックと100いいねがあった投稿記事として扱われることになります。
今後は、ストックといいねは別アクションになりますのでそれぞれのアクションが行われた数が別にカウントされていくことになります。

Thankの置き換え

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また、「いいね」はコメントにもつけることができます。
これまでコメントに対しては「Thank」という限られたフィードバックのみ可能でしたが、良い投稿記事と同様に、良いコメントも適切に評価できるよう、「Thank」に代わって「いいね」を設置しています。

Contribution への影響

「いいね」の導入により、これまでは得たストック数で主に算出されていたContributionも変更が生じます。今まで獲得ストック数となっていた算出基準は、獲得したいいねの数へと変更になります。また、コメントに対していいねされた数もContributionに影響を与えるようになります。具体的には、投稿へのいいねの半分の値をコメントへのいいねでは得られます。

前回の変更で、編集リクエストによる貢献が追加されていますので、今回の変更を加えると、次がContributionの算出基準となります。

  • 投稿へのいいね数
  • 編集リクエストにいいねされた数。投稿へいいねされた数の10分の1の値とし、上限を10とする。
  • コメントへのいいね数。投稿へいいねされた数の2分の1の値とする。上限は無い。

数式で表すと次のようになります。

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記号意味
imageユーザーimageのContribution
imageユーザーimageの記事
imageユーザーimageのコメント
imageユーザーimageが編集リクエストを送った他人の記事
image記事やコメントnの「いいね!」数
imageユーザーimageが編集リクエストを送った後に増えた記事nの「いいね!」数
imageコメントの「いいね!」へのContributionへの重み。0.5とする。

影響する他機能

いいねの導入により、今までストック数を基準に評価していた機能は、「いいね」を元にしたものと変更されます。人気の投稿などがその例です。
逆にストック一覧や、ストックした記事からの絞込検索などのストックを活用する機能は、今後も引き続きご利用いただけます。

APIの対応

今回の「いいね」の導入により、次のAPIが非推奨(Deprecated)となりました。

  • コメントへのThankの追加と削除
    • PUT /api/v2/comments/:comment_id/thank
    • DELETE /api/v2/comments/:comment_id/thank

また、現在のAPIで「いいね」に関するものがいくつかありますが、これらは今回のQiitaの「いいね」に対応したものではありません。Qiita:Team用です。
APIについては、投稿とコメントへの「いいね」に対応したものを近日中に提供する予定です。