2020/03/25にリリースしたユーザーページについて、現在の状況を共有いたします

Qiita開発チームより、3月25日にリリースしたユーザーページに関しまして、現在確認できた事項をお知らせします。「2020/03/25にリリースしたユーザーページについて」の続報となります。


1.3月25日のユーザーページのリリースについて

今回のユーザーページのリリースについて①ユーザーの皆様への配慮不足、②弊社内での事実確認不足がありました。

その結果、長い間一緒にQiitaというコミュニティを築いていただいたユーザーの皆様へご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。

①および②について、背景・事実をご説明させていただきます。

①ユーザーの皆様への配慮不足について

今回のユーザーページのリリースについては「ユーザーページをリニューアルしました」に記載させていただきましたが、開発チームでは、読んだ記事を視覚化することでより自分自身を客観的に理解し、また、他者からも認識されることでQiitaというコミュニティにおいて、さらなるコミュニケーションの活性化ができると考えリリースしました。

けれども、サービス提供者側の視点で良かれと思うまま進めてしまい、人それぞれ・エンジニアそれぞれの考えや感じ方がある、という観点が欠けていたと思います。

また、ユーザーによっては、実名を使われている方もいらっしゃるなか、その個人の情報と結びついた際の影響への配慮も不足していたと思います。

記事投稿、LGTM、という実際の目に見えるアクションではない「読んだ記事」というインサイトを視覚化することへの配慮が不足していたと思います。

②弊社内での事実確認不足について

上記①を前提としつつ、もし、表示されたくないと考えた方は、TreasureDataのオプトアウト機能をご利用いただくことで、表示されないという選択が可能になると考えていました。 (新たに表示されるようになった機能は、弊社がTreasureDataのサービスを利用し、Qiita上のユーザ閲覧データを蓄積し、その情報を元に表示を行なっていました。)

そのため、オプトアウトのためのURLをご案内していましたが、このURLはオプトアウトの方法が記載されたものではなく、Qiitaユーザーが読んだ記事の表示を非表示にすることができないことがわかりました。

この点は、事前に弊社内での事実確認のためのテストをしっかりと行っていれば防げたことでした。

このような背景の下、ユーザーの皆様への不安と、ユーザーの皆様からのQiitaへの不信感が増しているのが現在の状況です。また、蓄積されたデータを基に「読んだ記事」を表示されたユーザーの皆様に、ご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。

2.上記を受けた現在の状況

現在は、25日にリリースした「読んだ記事」の情報は表示されないようにしました。ユーザーの皆様が、「読んだ記事」情報の表示・非表示を選択できない以上は、これを表示することは妥当でないと考えたためです。

また、いただいておりますご質問・ご意見をもとに、今後、Qiitaの「エンジニアを最高に幸せにする」というミッションに沿ったコミュニティにしていくために、社内でどうしていくべきかを検討をしております。

なお、「2020/03/25にリリースしたユーザーページについて」で記載した「今後このようなことが起こらない様、アップデートや機能追加、変更」につきましては、今後情報の取扱いをどうするのかという観点とあわせ、引き続き検討の上、方針が固まってからご案内させていただきます。


ご迷惑をおかけしたユーザーの皆様、関係各社様に改めてお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございませんでした。

再度、信頼してご利用いただけるサービスを提供できるよう、今回の対応、これからの方針を含め、社内での検討をしっかり行います。