GitHub Discussionsを正式に運用開始します

こんにちは、Qiita運営です。
今日はGitHub Discussionsを正式に運用開始することをご連絡します。

正式運用にあたり、今後はリポジトリ名の通り「Qiita Discussions」の呼称で各種案内を実施します。

Qiita Discussionsについて

2021年10月にクローズドベータテストを、2021年11月よりパブリックベータテストを実施していました。
テスター参加を募った際のブログ記事はこちらです。

正式に運用開始する背景

クローズドベータにて「Qiita運営とユーザーの皆様との間で日々コミュニケーションをとる価値」を、パブリックベータにて「日々の質問数が増えて回答しきれない質問が生まれないか」を検証していました。

合計で3ヶ月ほどテストを実施して、現状の質問数であれば問題の無いペースで回答ができると判断し、正式版へ移行する運びとなりました。

Qiita運営が感じている課題

両テストの案内からの再掲ですが、Qiita運営が感じている課題と、Qiita Discussionsを用いて解決できそうだと考えている箇所は以下のものです。

  • ご意見ベータ版フィードバックが効果的に機能していない
    • 既に挙がっている意見なのかそうでないか、ユーザーの皆様が投稿する時点では分からない
    • 意見が運営に届いているのか、投稿した後に把握する術がない
  • コミュニケーションが一方通行になりやすい
    • BlogやTwitterで運営からお知らせをした後、ユーザーの皆様と双方向コミュニケーションをとれる場所がない
  • 障害情報が点でしか分からない
    • 現状はTwitterで告知をしているのみ
    • 運営が障害を認識しているのか、現在対応中なのか、復旧の目処は立っているのか、そういった情報が分からない

上記の課題に対して、Qiita Discussionsを用いて叶えたい姿はこちらです。

  • より多くの方が意見を表明できる
    • 問い合わせに比べ、意見を発信するハードルが下がる
    • 既に挙がっている意見に対して共感を示せる
    • 運営からのメッセージに対してリアクションを示せる
  • 意見が運営に届いているのかが分かりやすくなる
    • 対応する予定の有無などを運営から発信する予定
  • 障害情報を得やすくなる
    • 運営が障害を把握しているかどうか
    • 障害に対して対応中かどうか
    • 障害が復旧しているかどうか
    • といった情報を掲載予定

既存の機能との住み分け

Qiita Discussionsと既に提供している機能との住み分けは以下のようになる予定です。
各種ページにあるリンクも徐々に更新していきます。

  • Qiita Discussions
    • ユーザーの皆様からの意見の表明
    • ユーザーの皆様と運営の双方向コミュニケーション
    • 障害情報共有
  • Qiita Blog
    • リリースした内容や実施中のイベントについてのお知らせ
      • 最新情報ではなく、リリース時の情報を掲載
    • リリースした内容を開発するに至った背景や考えの共有
  • リリースノート
    • 時系列でのリリース内容の列挙
  • Qiita Support
    • Qiita全体の使い方やガイドラインの説明
      • 最新情報を掲載
  • お問い合わせ
    • Qiita Supportを読んでも解消しなかった内容をお問い合わせ
    • パブリックな場では出しづらい情報についてのお問い合わせ

今後について

Qiita Discussionsを用いたコミュニケーションはベータテストを経たとは言え手探りの状態です。
ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、Qiitaをより良いサービスにするためご協力いただけると幸いです。

これからも改善に取り組んでいきます。ご意見ご要望がありましたらこちらからお寄せください。