Qiita Organizationのアップデートをクローズドベータ版として公開します
こんにちは、Qiita開発チームです。
今日は、「Qiita Organization」(キータ オーガナイゼーション)のアップデートをクローズドベータ版として公開したことをお知らせします。
Qiita Organizationとは
Qiita Organizationとは、Qiita内で組織単位での活動を支援するための機能です。
Organizationごとの統計情報やランキング機能などを提供しています。
アップデートの目的・背景
2021年2月末に、現行のOrganizationをより便利にすることを目指した「Qiita Organization Pro」という機能をクローズドベータ版として公開し、いただいたご意見をもとに、今後のOrganizationのあるべき形について議論を行いました。
議論の結果、機能のあり方を抜本的に見直し、Organization Proでの有償オプションとしてではなく、全てのOrganization利用者に向けての機能として公開を行うことを決定しました。
今までのQiita Organizationは個人アカウントでのみ発信とつながることができる場でしたが、今回のアップデートにより、研究機関やコミュニティ、企業が情報発信を行え、そしてそのような組織と個人がつながることを可能にします。
アップデート内容
今回のアップデート内容について紹介します。
こちらで案内する機能は、正式版リリース時には全てのOrganizationが利用可能になる予定です。
Organization記事投稿機能
今までは、ユーザーとOrganizaionを紐づけることは出来ても、記事とOrganizaionを紐づけることはできませんでした。
そのため、複数のOrganizaionに所属している場合に記事の末尾に表示されるOrganizaionを選択することが出来なかったり、Organizaionに関連しない記事を投稿する際に戸惑ったりということがあったかと思います。
今回のアップデートで、記事とOrganizationを紐づけることができるようになります。
それにより、複数のOrganizationに所属している場合でも記事を特定のOrganizationに紐づけが可能になります。また、個人記事として投稿したい場合も選択ができるようになります。
Organizationとして投稿した記事は以下のように、Organizationに紐づいていることが分かりやすくなっています。
Organizationに紐づけられた記事はメンバーが脱退後も、Organizationに紐づけられた状態になります(ユーザー側で紐付けの変更を行うことは可能です)。
それにより、Organizationに所属時代に書いた記事をOrganizationに残し続け、メンバーとしては脱退する、ということができるようになります。
また、Organization記事は著者との紐付けも維持されるので、記事がOrganizationに紐づいている状態でも、記事の著者がOrganizaionから脱退しても、いづれの場合も記事の著者のContributionの計算やユーザーページでの記事表示は維持されます。
Organizationフォロー機能
今回新たにOrganizationのフォロー機能を追加しています。
Organizationをフォローすることで、そのOrganizationに紐づけられて投稿された記事をタイムラインで確認することができます。
興味のあるOrganization単位でのフォローを行えるようにすることで、ユーザーとOrganizaionとのつながりを強めることを目指します。
フォローはOrganizationページサイドバーや、記事ページ下から行うことができます。
Google Analytics機能
Google Analytics機能は、Organization記事ページやOrganizationページなどにGoogle Analyticsのトラッキングコードを追加することができる機能です。
現在、個々のユーザーに対してのみ提供している Google Analyticsとの連携機能を、今回のアップデートでOrganizaionにも適用いたします。
これにより、どの記事に対して、どれくらいユーザーの関心が集まっているかなどの分析をOrganizaion単位で行うことが可能になります。
最後に
今後、Qiitaをより盛り上げていくために、引き続きOrganizationの改善を行っていく予定です。
現在はOrganizationのアップデートはクローズドベータ版として一部のOrganizationにのみ公開しています。
フィードバックを元に改善をおこなった後、オープンベータ版として利用を行いたいOrganizationに順次公開を行っていく予定です。
Organizationについてアップデートがある際は改めてアナウンスをさせていただきます。
オープンベータ版をご利用になりたい方は、以下のURLよりお申し込みください。https://forms.gle/kzbkasQxiTwwp6NA8
これからも改善に取り組んでいきます。ご意見ご要望がありましたらいつでもお寄せください。
ご意見フォーム