社内情報発信でエンジニアが5倍成長するはなし

このエントリーは、事例取材で聞いてきたことについて、事例取材にいった二人があーだこーだとはなしをする編集後記的なエントリーです。

初回はGaiaxさんへの取材できいてきた、情報発信とエンジニアの成長についておはなししています。

See also: 日報でエンジニアが成長する。情報発信する文化作りに挑むガイアックス – Qiita:Team事例

Gaiaxさんはエンジニアを大切にしてた

so: 今回のGaiaXさんの事例取材、Gaiaxさんってほんとエンジニアを大切にしてるんだなーっておもった。

htomine: そうですねー。会社として、エンジニアが成長できる環境になっていなければ、という危機感の持ち方もそうですよね。

so: うん。エンジニアの成長って言った時に、なんか「開発効率をあげる」とか「他社に対する競争力をあげる」とか、そういった視点で成長させたいのかとおもったのだけれども、「エンジニアに長く楽しく自主的に働いて欲しい」っていうことだったんだなーって途中で気づいて、「え、そうなんだ、そこにコストかけて取り組むんだ、すげー」ってなった。

htomine: 最初に出てきたの「なんか楽しくないっておもった」ってはなしだったもんね。
「成長しないと辞めちゃうとおもった」っていうのもそうですし。

情報発信をすることで何度も何度も情報が頭のなかを通る

so: で、その成長なんだけど、「情報発信をしていくカルチャーが成長し続ける環境を作る」っていうの、あれ結構目からうろこおちる感じで。「こりゃ5倍は成長するわ!」っておもった

htomine: え、5ってどこからでてきたの(笑)

so: いやまあ、5倍にはほぼ根拠はないんだけどね(笑)技術ネタを調べて書いて発信することによって、その技術ネタが頭の中を通る回数が何倍にもなるよなーって

htomine: あー、回数か。 情報発信しないで実装するだけだと、「調べて」、「コード書く」かな。

so: 情報発信すると「調べる」「書くために整理する」「コメントが来て読み直す」「コメントに返信する」「あとで気になった時に読む」みたいに何度も何度も調べた技術ネタを頭に入れるチャンスがある。

htomine: 結構読まれる文章にするのは大変ですよね。読者を想定してどう受け取られるか意識しないといけなかったり。言いたいことに辿り着くまでに、どういうコンテキストなのかひとつひとつ辿って示さないと伝わらないだろうなーと考えたりとか。慣れてないと結構大変。

so: たしかに。書くことの良さであると同時に、コストでもあるなー。時間かかる。

htomine: でもその過程があるお陰で自分の知識になっていくというのはありそう。確かに調べただけだと流れていっちゃいそう。

so: そだね、ちゃんと自分の中で考えて整理しなおさないといけない、だからよく考える。そうすると自分の中に残っていく。

調べたときってさ、なんか「ふんふんわかった」っておもうけど、おれなんか翌日にはもうほとんどわすれてるもんね。一週間たったら絶対だめ。調べるだけだと大抵残ってない。

社内での情報発信は敷居が低くはじめやすい

so: エンジニアとアウトプットとかで調べてみたら、 アウトプットの種類や、社内、社外といった軸で整理された記事あってつい読んじゃった。

エンジニアがアウトプットすべき理由
http://blog.father.gedow.net/2014/07/23/engineers-output/

この方は、「自分にとって圧倒的にプラスなのは、情報の質が向上すること」って書いてる。

htomine: 社内での情報発信って、投稿する人もそうだけど、やっぱり社内の人の書いてるものだから、読むようになって、読むことによる成長ってのもありそう。

so: 社内の人だとコメントしたりもしやすいしね。コメントきたときもさー、考えるよね、違う人だから視点違ったりするし。違う視点でみると、あれ、もう一度調べてみなきゃってなったりして新しいこと学んだりね。
そう考えると社内での情報発信(と共有)は、成長って目線で見るとかなり機会を作るんだなー。

よし、htomineも情報発信しなよ!
ちなみに、ブログとかやったことあるの?

htomine: やったことはあるよ。あんまり続かなかったんだけど…でも書いたやつは意外と反響があって、書けば何かしらフィードバックあるものなんだなーという実感はあった。

so: 反響あるとさー、なんかうれしいよね。

「気張りすぎちゃって書けなくなっちゃたりすることあるけど、その辺も社内で書く場合だと気安く書けてよい」ってはなし、取材のときにあったけど、コメントも外部のブログより書きやすいし、社内の方が続けていくやる気がでそう。

書く→成長する→コメント来る→成長する(コメント来てうれしい)→コメントする→成長する→コメントされた人も成長する(コメントに返事来てうれしい)

みたいなサイクルがわまっていく!

htomine: そうですね、そこまで綺麗にいけばいいけど(笑)
でも、「「共有したほうがいいかな」みたいに思って共有する人は増えました」(株式会社一休の事例 )ってはなしとか、「フィードバックをたくさんもらえるのがうれしいです。また、皆に情報を共有しようとする意識が、各自の中で強まってきているとも思いますね。」(株式会社Fablicの事例) とか、情報発信する人が増えていく話はインタビューでもよくしてもらうなー。

so: 情報発信すると成長に結びつくけど外部への発信だと敷居が高い。社内だといくらかやりやすくて、続けるモチベーションが保たれやすいんだねー。
って、いい感じに、Qiita:Team社内にいれてエンジニア圧倒的成長、みたいなブログになっちゃったじゃん(笑)

htomine: そんな意識高い感じで締めたくはないんだけど(笑)

追記:ガイアックスのQAなエンジニアさんがQiita:Teamを使ってる感想をブログに書いてくれてました

Qiita:Teamを使ってる感想 – 非開発者がプログラム技術を使ったQAを目指すブログ

今回元ネタにした事例インタビューはこちら

日報でエンジニアが成長する。情報発信する文化作りに挑むガイアックス – Qiita:Team事例