QiitaにおいてHTML要素の属性指定ができなくなりました

Qiita の記事で class 属性を始めとする HTML 要素の属性指定ができなくなりました。なお Qiita:Team と Qiita の Organization ページでは今まで通り利用が可能です。

背景

これまで Qiita では記事本文に class 属性を指定することが許可されていました。
そのため、例えば Font Awesome のアイコンを表示する要素(例:<i class="fa fa-star"></i>)を挿入し、記事の見出しを装飾するなどの事例が散見されました。

しかしながら、無制限の class 属性の開放は、 Qiita の記事上で Qiita のあらゆる UI コンポーネントの模倣を可能にすることを意味します。これを悪用することで qiita.com 上で Qiita を騙るフィッシングページを作ることも可能となってしまいます。

今回この点について改めて開発チーム内で協議し、Qiita で HTML 要素の属性指定を使えないように変更しました

変更前後の違い

Font Awesomeを例に説明します。

変更変前
class属性で指定した Font Awesome のアイコン(★)がプレビュー側(右)に表示されています。

image.png

変更後
class 属性が取り除かれ、アイコンがプレビュー側に表示されなくなりました。

image.png

Font Awesome がご利用いただけなくなる点について

前述の通り、今回の変更によってこれまで暗黙的に利用できていた Font Awesome のアイコン指定はご利用いただけなくなります。(繰り返しになりますが、Qiita:TeamやQiitaのOrganizationでは引き続きご利用いただけます)
Font Awesome を含めて禁止にしたのは以下の理由です。

  • Qiita が Font Awesome を利用していることは公式な仕様ではなく、将来にわたって Font Awesome を使い続ける保証がない
  • 将来的に何かしらの後方非互換な変更が Font Awesome に入ったとき、その変更に追従することができなくなる

記事中で使用していた方にはご不便おかけいたしますが、ご理解いただけますと幸いです。

おわりに

今後、外部サービスの貼付けについては技術的な記事を書く上で有用なものを精査した上で対応していく予定です。 また一部ご意見いただいておりましたTweetの貼り付けについては、すでに対応しております。
こんなサービスに対応してほしいなどのご意見があれば、ぜひQiitadonのQiita公式アカウントや、ご意見フォームまでご連絡ください 💁🏻

今後ともQiitaをよろしくお願いいたします。