コミュニティガイドラインについての補足説明

いつもQiita、Qiita:Teamをご利用いただきありがとうございます。
Increments株式会社代表の海野です。

先日公開いたしましたQiitaのコミュニティガイドラインに関しまして、沢山のフィードバックをいただきありがとうございます。

ご意見を確認させていただく中で、ガイドライン内の表現に分かりにくい点があること、また、私達がお伝えしたいと考えていることについて、ユーザーの皆様へ補足すべき事柄があると認識いたしました。
お寄せいただいたご意見の中から代表的なものについて、Q&A形式で以下にご説明させていただきます。

なお、解釈に幅のある内容に関して、コミュニティガイドラインを理由に私達が一方的な対応を取るのは望ましくないと考えています。例えばコミュニティの中で内容について議論しやすい仕組みを導入するなど、よりユーザーの皆様に分かりやすい運営方針やサービス設計となるよう検討を進めていきます。

つきましては、頂いたご意見を参考にコミュニティガイドラインのアップデートを検討しています。そちらに関しては準備ができ次第再度共有しますので、しばらくお待ちください。

コミュニティガイドラインについてのQ&A

Q. 自作のOSSについての記事や、自社技術について書いた記事はすべて「宣伝行為(自社の技術の利用や導入を勧めることを主目的とする記事)」にあたるのか?

A. いいえ

この項目は、商用行為に直結するような誘導が記事の主目的となっている場合などを想定したものです。例えば自作のOSSについて紹介するといった場合でも、技術的な内容が記事の主目的であれば問題ありません。
あくまで記事の方向性として、「技術に関する情報の共有よりも、宣伝行為のほうが目的となってしまわないようにしましょう」とお伝えするものです。

Q. インフラに関する情報など、厳密に「プログラミング」といえない情報は不要と考えているのか?

A. いいえ

サービス開始以来、「プログラミング」「プログラマー」という言葉を使っておりますが、現在では私達の当初の予想よりも広い範囲で技術者の皆様にご利用いただいています。私達の当初の想い以上に多くの方々にお使いいただいていることに大変感謝しています。
今後、サービス内やコミュニティガイドラインでの表記について、より現実に則した分かりやすい表現を検討してまいります。

従いまして、この点に関しまして、厳密な「プログラミング」という言葉の定義を適用する意図はございません。

なお、本記事においては分かりやすさのために以降も「プログラミング」という単語を使っていますが、上記のような意図であると捉えてください。

Q. 「プログラミングに関係ない」投稿の線引がわかりにくい。

A. 技術的な内容が記事の主目的である限りは、「プログラミングに関係ある」記事だと考えています。

例えば、いわゆるポエムと呼ばれているようなコードを含まず考えを述べるような記事であっても、技術的な内容が主目的であれば「プログラミングに関係ある記事」であると考えています。逆に、「Don’t」の項目にもありますとおり、「政治やスポーツなどの事柄を主目的とした記事」は、「プログラミングに関係ない記事」だと考えます。

一方で、例えば「プログラマーのライフスタイル」に言及した記事などは、ユーザーの皆様にとっても判断が難しい場合があると考えます。その際も「技術的な内容が主目的かどうか」を基準としてご投稿いただければと考えております。

さいごに

長くなってしまいましたが、ガイドラインに関する補足についてお知らせいたしました。
引き続き、コミュニティガイドラインやQiitaについてユーザーの皆様と議論を交わしていき、プログラマー(という表現はさておき…)にとってより役立つ場にしていきたいと思っています。
今後とも、Qiitaをよろしくお願いいたします。